東京ナンバーワン回文istのid:shinimai君が

久しぶりにポエムを挙げていたので言及。
先日読書会(ちゃんとした議論には発展できなかったので今度リベンジします)でネタ本にした『生き延びるためのラカン』で斎藤環が挙げてた「音に意味を従わせる快感」(p.042)に思いっきり該当しているなあとか思ったわけでした。いや、斎藤環ラカンがいろんなところに当て嵌まるじゃんという話をしたいのではなくて*1


あの席で死に舞君が話していた脳科学の最近の議論の、たしか視覚も聴覚もなんらかの「反復のモデル」を持っているという話と、この音/意味の快感の話って関連付けられるのかなという話をしたかったわけです。あの話が出たときに「それってチョムスキー生成文法論とどう違うの?」みたいな話もちらと出たけど、僕はチョムスキーの議論は全然知らなくて、でも谷口さんが触れてたのがとても興味があったので、あのエントリも読んでるだろうから、そのあたりの話とか書いてくれたら嬉しいなとか思った次第。


なお、今回こんなこと書こうと思ったのは、こんなの*2を見つけたから。無限ループものって知ってた?そして←のエントリでシャープネルさんが言及されてたのが面白かった*3前々から、いわゆるクラブだけじゃなくて、ウォークマン以降のオウディオ技術の発展によって、全身運動でないダンスってのがありえるんじゃないかと言ってるので、こういうループものを全身のダンスから離した文脈で扱ってるのは嬉しかったです。そういえばAFXツインのレーベルの100番記念コンピのタイトルは「ブレインダンス」だったな。


ちなみにこういう萌える音や声ネタをえんえん繰り返すっていうのは僕もサンプラーを手に入れてすぐずっと嵌ってた行為なので、それがネットを介して新しい文脈を作っているのはとても面白い。ブロードバンドが普及する前は、コミケとかでも(知らないけど)、ここまでローテクなのは商品として流通しなかったはず。例外はあるかも知れないけど。ニコニコ動画とかようつべっていう無料で大量アクセスが可能なサービスがあって初めて可視化して求心力を持つものだよなあと。ニコニコ動画どうなるのかなあ、、、。

↓ちなみに本日のようつべはコレ。oval*4みたいになってるw

*1:それだと単なる斎藤環ラカン的な色眼鏡で世界を視ているだけであって、それに気づいてないだけになってしまう。単なる後退。

*2:ニコニコ動画がうまく機能しなくなってるから、いまどうなんのかよくわからないけど。

*3:「ヤギなんだ」って言ってるけど羊じゃないですか。どういうネタなんだ?

*4:Buck-Tickのリミックスもしていた