2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

現在は未来を孕み、未来は過去の中に読まれ、遠いものは近いものの中に表出されている。もし各々の精神の襞を悉く開けて見ることができるとすれば、各々の精神の中に宇宙の美を認めることができるだろう。 (ライプニッツ「理性に基づく自然と恩寵の原理」第…

今日のマイスペ http://www.myspace.com/abouttess http://d.hatena.ne.jp/sikeimusic/20080616#p1で知りました。CD買ってもいいかな。

「ある政府高官(大臣クラス)がサディストなのだ」と事情通を気取る某氏に聞かされた時、その村上龍的というのもくだらない戯画的な現実感に思わず噴飯した。問題はそのスキャンダリスティックな性格ではなく、またそういった人間を行政の要所に嵌め込むこ…

『アンチ・オイディプス』17日目 第三章 未開人、野蛮人、文明人 第二節 原始大地機械 領土性の観念が曖昧なのは、見かけのことでしかない。というのも、これを住居の原理または地理的分割の原理として理解するとすれば、原始社会的機械が領土的なものではな…

前回のエントリに対する「ネオリベ」さんからのコメントに、雑ながらレスをしました。あらためてお返事をいただければ幸いです。

荻上:僕と宇野さんが党派として受け取られるって? それはすごい、ありえないでしょ。一体何派なんですか(笑) ネオリベ派の若手批評家ということでいっしょの党派だと思ってました(笑)。結局乱暴な私。

[book]あとこれね

北風に吹かれていじけるような人間は、結局何をやってもダメなんです。何をやってもダメな人間を有効活用するためには、見せしめにすることです。こういう他人を僻んでいるだけの醜い人間は仕方がない、ということを多くの人に印象付けられる。だから作り手…

ケータイ小説論として

この対談を読むとき、ケータイ小説でプロットが肥大しているというのはわかる。でもそれはラノベと同じなのではないか。「キャラクター」の比重がケータイ小説で軽いというもわかるけど、それは産業的に未熟だから、なのかな。 つまりオタクは、キャラクター…

同じ対談から

これまで文学というのは、風景や内面を描くこと、その描写の妙をどう評価するかという点に、文学コードを設定し続けてきた経緯がある。それは、例えば大衆映画のようなストーリーやスペクタクルの力ではなく、細部の描写の発見によって作品を評価するという…

荻上チキ×宇野常寛対談@2008年2月

http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20080224/p2 「越境とは幻想だ。タコツボは内破するしかない」というお決まりの、加藤典洋みたいな反論ですね。それはそれで正しいのかもしれないけど、僕が言いたいのは「タコツボは内破するしかない」と答えるヤツは、その…

中村宏、↑の回顧展の図録がでてるじゃないか!

http://www.span-art.co.jp/parts/book/nakamura/1953-2007/01.html ほしい。(ちなみに女子高生が描かれている作品は上記URLで見られる。小さいけど。)はてなのキーワードによると、祖父が創設した女学校の敷地内で生誕したらしいね、この人。銀座のスパン…

art

昨夜は板橋区立図書館の所蔵品展である「板橋美術百貨展」に行ってきた。 http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/schedule/now.html マックス・エルンスト『博物誌』(1926年)全34点の一挙公開が目当てだったんだけど、僕は中村宏とか山下菊二がすごかった…

今回は重要なキーワードがたくさんでてきた気がする。かつ、上巻のここまで書かれてきたことを総括し、後半に続ける機能もあると思われる。読み返すときはここを起点にしてもいいかも知れない。

いまさらあらためて気付いたけど、『アンチ・オイディプス』って精神分析批判、資本主義批判である以前に、「オイディプス」をひとつの「構造」として、「構造主義批判」をやっている論考なのね、、、。そうではないかと思っていたけど、こうして書き出して…

『アンチ・オイディプス』16日目 第三章 未開人、野蛮人、文明人 第一節 登記する社会体 欲望と生産の未開の原始的統一体とは、大地である。なぜなら大地はただ分割される多様な労働対象ではなく、また不可分な唯一の総体でもあり、自然的あるいは神的な前提…

普遍の構築―カント、サド、そしてラカン作者: モニクダヴィド=メナール,Monique David‐M´enard,川崎惣一出版社/メーカー: せりか書房発売日: 2001/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るが届いた。まだ読んでないけど、意外に薄いのではやく…

この「第九節 プロセス」でもって「第二章」は終る。この第九節ではもっぱら「分裂症」について語られており、節の題にされている「プロセス」については詳説されていなかったように思われた。 http://d.hatena.ne.jp/voleurknkn/20080415#c1210868403 で、i…

『アンチ・オイディプス』15日目

第二章 精神分析と家族主義 すなわち神聖家族 第九節 プロセス 彼はただ、狂人になることを恐れるのをやめたのである。彼はもはや彼を冒すことのない崇高な病としてみずからを生きる。 文学が既成の秩序に合致し、誰にとっても無害な消費対象に還元されてし…

ミクシーのプログレッシブデスメタルコミュで知った

http://www.myspace.com/periphery ↑このPeripheryってバンド、意味不明でかっこいい。 アメリカのよくあるニュースタイルなメタルかと思いきや、 プログレッシブ要素も強いという、、、。

先日、

松濤美術館でやってた中西夏之展以来、妙に「美術」が気になる。 このつながりで知った林道郎著『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』の、ジグマー・ポルケの巻で興味を持った「資本主義リアリズム*1」と、id:nanariさんの5/23の"日記"で触れられていたフィ…

寝られない

雨は好きなんだが。特に夜のは。うれしくて興奮してしまったか?

イタリア現代思想への招待 (講談社選書メチエ)作者: 岡田温司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (22件) を見るが出るらしい。『ラチオ』を買い続けていなかったので、とても嬉しい(…

美しい12音音楽

別に12音技法で作られた楽曲が美しくたっていいじゃないか、と思い続けないと聞けない。