ゼロ年代って

19世紀末は「世紀末」が話題になっていたけど、20世紀末はむしろ「ゼロ年代」に先取り的に感染していたと言えるだろう。それが1999年にサワラギノイをゲストキュレーターに迎えた「日本ゼロ年代」だったんじゃないか。行ってないけど。「終わりに向けて高ぶっていく」のではなくて、「既に到来した終わりのなかで醒めていく」のが、すくなくとも批評が行き交う「空間」の雰囲気だったと思う。その雰囲気が巷に蔓延していくのがゼロ年代だろう。だから古典が生き残る、というか、そこで生き残るのが古典なんだろうけど、、、、うーん。まあいいや。