「批評」について

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/3083/vonderkritik1.htm
書き出しは教科書レベルの「批評」概念についての説明。
中盤から批評概念と美学の発生を結びつけ、カントを通してドイツロマン主義の美学を経てベンヤミンの「反省」「媒質」概念の議論までを語る。
美学において、批評や媒質の概念が重要であるというごく当たり前のこと。でもこれだけ簡潔にひとつの文章にまとめてあるのは紙媒体・ネットの別なく初めてだったので有難かった。なお、「作品の壊死」や「燃焼」という破壊的な問題、あるいはロマン主義に対する両義的な態度などは、健康・不健康の問題や僕にとってのヴィジュアル系の問題に関わるので重要。あとで精読したい。