ラクー=ラバルト死去
id:voleurknkn氏のブログで知る。僕は『虚構の音楽―ワーグナーのフィギュール (ポイエーシス叢書)』を読んだだけだったけど。これから主著を読もうと思っていただけになんかショック。『虚構の音楽―ワーグナーのフィギュール (ポイエーシス叢書)』は、ボードレール、マラルメ、ハイデガー、アドルノにおけるワーグナーとの距離の取り方が論じられていて興味深かった。そもそもあまりワーグナーに親しんでいない身であることもあって、読むのは大変だったけど、熱狂と暴力的なロマン主義と音楽や演劇の問題が四人の思想家にとってどのように扱われるかが問われていて面白かった。