ほぼ連日

13時間労働。効率よく働けないことがこんなにも苦痛だとは知らなかった。
ジャネット・ウィンターソン『

さくらんぼの性は (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

さくらんぼの性は (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

』を読み始めた。

僕の名前はジョーダン。僕の目に最初に映ったことを話そう。
あと15分ほどで真夜中という時間だった。夜空は二つに分かれ、片側は晴れ、あとの半分は曇っていた。雲は森の上に覆いかぶさり、梢の頂きに触れるほど低くたれこめていた。小川や耕したばかりの畑の上には晴れた空があって、限りなく満月に近い月が黄色い暈をまとって浮かび、弓のようにたわんんだ形で水面(みなも)にその姿を映していた。

という冒頭。前から読みたかった本だったんだけど、何で知ったのかを忘れてしまった。そのとき興味を持ったあらすじもまったく思い出せない。しかし気を惹くタイトルだと思う。