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ちなみにシュミットは有名な「友敵論」を論じている人で、民主主義において自由主義を「敵」とみなし、徹底化した自由主義(おそらく今日のネオリベラリズム?)が敵を設定しづらいことを指摘していた*1。興味深いのは、先日聞きに行った「ロスジェネ」のイベントでも「敵」が明確でない、あるいは壇上の論者たちの間でも「敵」が共有できていないということが話題に挙がっていたことだった。
ちなみにシュミットの「友敵論」というと、ポスト・デリダの哲学者で再注目株であるデュットマンの最初の邦訳『友愛と敵対 絶対的なものの政治学』で論じてるということもあり、これもぜひ読みたいところ。
- 作者: アレクサンダー・ガルシア・デュットマン,Alexander Garc´ia D¨uttmann,大竹弘二,清水一浩
- 出版社/メーカー: 月曜社
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 単行本
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*1:・・・んだよね?