2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『アンチ・オイディプス』読みだして四日目 第一章 欲望機械 第四節 唯物論的精神医学 精神分析の偉大な発見は、欲望的生産の、無意識のもろもろの生産の発見なのだ。しかし、オイディプスの出現とともに、この発見はたちまち新たな観念論によって蔽い隠され…

今日のキーワード 主体、私、享受、プロセス、独身機械、強度〔内包〕量 といったところかな。なお、第一節の上記に引用したプロセスのくだりの原注でバタイユに触れられてたのでそれも以下に引用。 ジョルジュ・バタイユが、自然のエネルギーとのかかわりに…

第一章 欲望機械 第三節 主体と享受 「プロセス」ということばの意味にしたがうなら、生産の上に登録が折り重なるといっても、この登録の生産そのものは、生産の生産によって生みだされてくる。同様に、この登録に消費が続くのであるが、消費の生産は登録の…

『アンチ・オイディプス』読みだして3日目 まずはおさらい。 第一節から 生産はそのまま消費であり、登録なのである。登録と消費は直接に生産を規定しているが、しかも生産そのものの真っ只中で生産を規定している。だから、すべては生産なのだ。ここに存在…

シノドス読まねば。。。

今日は

昔の「批評空間」も少し読んだ。長原豊の文章はやはり好きだ。

キーワード

資本主義、パラノイア、離接、錯乱、三角形と二項関係かな。 離接についてはあとで調べたい。 ちなみに「器官」と訳されている語はorganでいいんだよね。有機体とか組織という言葉はorganism、organisationか。身体はcorpseかな。死体を指すときも同じ。

器官なき身体と資本主義

今回の「第二節」は、中盤の資本主義に関するくだりが意味不明だった。部分的には難しいとは思わなかったのだけれど、器官なき身体という概念が資本主義の説明のための概念なのか、あるいは資本主義に関するくだりが器官なき身体を説明しているのかが結局わ…

ドゥルーズ+ガタリ『アンチ・オイディプス』読み始めて2日目 第一章 欲望機械 第二節 器官なき身体 欲望機械と器官なき身体との間に、あからさまな戦いがまき起る。諸機械の接続、機械の生産、機械のノイズ、いちいちの場合にそれらは器官なき身体にとって…

ドゥルーズ×ガタリ『アンチ・オイディプス』を読み始めました。 第一章 欲望機械 第一節 欲望的生産 いたるところに機械があるのだ。決して隠喩的な意味でいうのではない。 乳房はミルクを生産する機械であり、口はこの機械に連結される機械である。拒食症の…

今日のキーワード 「器官なき身体」「機械」「死の本能」「欲望」「生産」といったところか。神の裁きと訣別するため (河出文庫 (ア5-1))作者: アントナン・アルトー,宇野邦一,鈴木創士出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/07/05メディア: 文庫購入: …

身体とイメージ 上記引用のなかで、「固有の身体そのものとは、身体のイメージとは無関係である」というくだりがやや不可解だと思った。また、「生産」についての話は私にはわかりやすい気がするのだが、そこでなぜ「器官なき身体」の話が挿入されてくるのか…