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日記を書くのはどれくらいだろう、、、。

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コミティア88の戦利品を備忘までに列記。 『Karneval』(有)化野水産: 触手ファンタジーもの。八年間の活動の総集編とのこと。それぞれの作品も読んでみたい。 http://www15t.sakura.ne.jp/~isshi/x/index.html ※↑エログロ注意 『強制!サナダムシダイエット…

精神分析とアート

「サイバースペース〜」でも書かれていたのだけれど、ベンヤミンの「複製技術時代における芸術作品」という論考において「視覚的無意識」という概念が、ラカンの鏡像段階論やコンピュータの基礎理論となるチューリングの論考と同時に登場したことは興味深い…

サイバースペース〜をようやく読了

現在のメディア論的状況の前提を了解するのには非常に重要な論考だと思われるんだけど、どうしてこんなにもマイナー扱いなんだろうか。非常に不思議。もっとも、非常に速足での展開なので各所で原書にあたって諸々批判する必要はあるだろうと思われる。いわ…

『二次元美少女論』読んでます

アイドルに触れた箇所が面白かったので引用。 このような芸能界とアイドルとエロス、という視点を押し進めて作られたエロゲーの到達点に『WHITE ALBUM』(1998)が存在する。このゲームでは、最初から、ゲームのプレイヤーに尽くしてくれるやさしい彼女・森…

Chim↑Pomは広島で現在も地道に活動中らしい

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もうご存じの方も多いかとは思うのですが、mixiのアートマネージメントコミュの管理人さんがトピックを立てて独自に電凸*1をしたりして情報収集中です。いわゆるありがちな感情的なアンチとは違った「チンポムと広島市現美に対する怒り」を感じるようになっ…

さらに追記

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チンポムの今回の事件に関連して「911を題材にした同様の作品はいまだに発表されていない」的な言説がたまに見かけられました。チンポムの今回の事件と「同様の作品」というのがどういうものになるかはイメージしにくいのですが、端的に911を題材にして、し…

チンポムの件、追記

グラフィティとの関連について論じられている方がいらっしゃいました。 http://d.hatena.ne.jp/note304/20081101/1225557131 実は以前に別の方(id:c_a_nagaoka氏)とチンポムについて意見交換した際に、グラフィティ・アートについても話題に上りました。私…

黒い花火、文字、批評、思い遣り、悪意

Chim↑Pom*1の事件から数日が経過した。その後、広島では中国人アーティストの蔡國強による「黒い花火」がパフォーマンスされた*2ことに関連して、いくつかのブログで述べられてきたことを読んでみた。 とりわけ参考になったご意見は以下の二つ(「昆虫亀」の…

お金を燃やすアート(続き)

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昨日の続き。 お金を燃やすということで、ダダカンとKLFの話題を出したんだけど、その後、元ネタにした知人の日記のコメント欄でセルジュ・ゲンズブールもテレビの生放送で500フラン紙幣に火を点けていたことを知った。 最後に手で火を握り消すところとかカ…

お金を燃やすというアート

知人のmixi日記で、お金を燃やしたアートということでダダカンとKLFが紹介されていた。そのKLFのお金を燃やすシーンが、ダークナイトのあのシーンを見たときにも感じた眩暈を思い出させてくれる。 何故、燃える貨幣が眩暈を催させるのか。金が燃えているとき…

村上隆について

<想像>的で鏡像的で、不純なるポップ*1 20世紀のロザリンド・クラウスに抗して・添いつついまから約20年前の1897年のロザリンド・クラウスは、そのさらに20年前にあたる1967年にマイケル・フリードが発表した「芸術と客体性」をめぐる討論会にコメントを寄…

シュルレアリスムと「図」的なもの

水声通信のシュルレアリスム関連の特集号を読み、「図」的なものについて考えを巡らせている。それは「壁の絵」(鑑賞の「場」と結びついたもの)と、「本の絵」(携帯性が前提されているもの)との中間にあって、「よりポジティブな」隠喩として鈴木雅雄が…

フェティシズムについて

1998年の『月光』第八号(特集「フェティシズム」)の巻頭に収録されている秋田昌美の「『暗黒大陸アフリカ』とフェティシズム」と題された文章に興味深い箇所がある。 「フェティシズム」という概念は一体何時何処で誕生したのだろう。アンソニー・シェルト…

アンチ・オイディプスと現代日本美術史論

『アンチ・オイディプス』が主題にしている「オイディプス」主義批判は、現代日本美術史論と相性がかなりいい。 「日本はアメリカに凌辱され、成人することができない子供のようだ」というような考え方、特にそのあとに「日本はどのようにしたら成人できるの…

これ行きたい

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http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

ロベルト・ロッセリーニ『ヨーロッパ1951』をDVDで観た。

「ヌーヴェルヴァーグの父」と言われるロッセリーニの作品。イングリット・バーグマンの顔がすごい*1。 政治的問題というよりも、さらに「社会的」な問題を扱った作品だと思う。人はどのような善行を為すことができるのかという問題に、否応なく眼を向けさせ…

あと

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これ行きたい。 http://www.kaikaikiki.co.jp/exhibition/ee_list/my_first_art_series/ ↑の画像はあんまり魅力的じゃないけど、村上作品も他のいわゆるアート作品の例に漏れず、実物を見ると驚くほどクオリティが高いことに気づかされる。展覧会としてもコ…

なんかコレほしいわ

http://www.kaikaikiki.co.jp/publicity/mag_list/style/

荻上チキ氏の仕事を最近追い始めているのか私は。 ともあれ。 黒瀬陽平氏へのインタビュー(http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20080717/p1)を読んだ。これはいい仕事ですね!お疲れ様でした。楽しく拝読しました。しかし、いくつかアレ?と思った箇所があっ…

追記

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http://d.hatena.ne.jp/j0hn/20070811 ↑を読む限り、チンポムは少なくとも昨年は海外展開を考えていたらしい。欧米で評価されるには、作風がローカルな問題系に根付き過ぎな気がする*1んだけど、それはアイディア次第でどうにかなるんだろうか。 *1:過激すぎ…

昨日のチンポムの話の続き

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http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20070806/1186349338 ↑で触れられているように、日本でもエロでポップなシーンはあった。村上隆は実はそこを経由しているが最近はどうも隠蔽しているような気がしないでもない。もっとも、エロと残酷さというテーマはウォーホ…

今日はナディッフギャラリーが恵比寿にオープンしたので

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オープニングパーティに行ってきました。以前にアグネスホテルのイベントのときも思ったけど「こんなにアート関連の人間って多いんだ!」と改めて感じさせられました。どこもかしこもぎゅうぎゅうづめ。でもお金持ってる(冗談みたいにLEON丸写しの)オッサ…

荻上チキ×宇野常寛対談@2008年2月

http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20080224/p2 「越境とは幻想だ。タコツボは内破するしかない」というお決まりの、加藤典洋みたいな反論ですね。それはそれで正しいのかもしれないけど、僕が言いたいのは「タコツボは内破するしかない」と答えるヤツは、その…

中村宏、↑の回顧展の図録がでてるじゃないか!

http://www.span-art.co.jp/parts/book/nakamura/1953-2007/01.html ほしい。(ちなみに女子高生が描かれている作品は上記URLで見られる。小さいけど。)はてなのキーワードによると、祖父が創設した女学校の敷地内で生誕したらしいね、この人。銀座のスパン…

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昨夜は板橋区立図書館の所蔵品展である「板橋美術百貨展」に行ってきた。 http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/schedule/now.html マックス・エルンスト『博物誌』(1926年)全34点の一挙公開が目当てだったんだけど、僕は中村宏とか山下菊二がすごかった…

先日、

松濤美術館でやってた中西夏之展以来、妙に「美術」が気になる。 このつながりで知った林道郎著『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』の、ジグマー・ポルケの巻で興味を持った「資本主義リアリズム*1」と、id:nanariさんの5/23の"日記"で触れられていたフィ…